昨年、当社は会社設立40周年を迎えました。
創業以来、一貫した経営理念「Create・Technology・Serve・Happiness」を掲げてまいりました。
経営を取り巻く環境はめまぐるしく変化しますが、この理念は今も変わらず私自身と社員の中に息づいています。

　いつの時代もその時々に社会的な課題があり、情報システムを駆使して解決していく。
そのなかで私たちが最も大切にしていることは、それが「Create」＝創造的なものであることです。
コンピュータやデータベースを駆使して業務を効率化するという考えに留まらず、まだ誰も思いつかなかったモノ、それを体験した人が感動するようなモノづくりが、企業価値を高め、真の顧客満足を生み出すと信じています。

　近年、AI・人工知能・ディープラーニング・IoTデバイスなどが、DX推進の手段として注目されています。私たちは常に新しい「Technology」に貪欲であり、その特性を理解し、それら技術の組み合わせと試行を繰り返してお客様と一緒になって課題解決のゴールを目指します。

　1985年に織物のCADソフトウェアを発明し世界中のユーザーに愛用されました。
2001年の世界遺産ポンペイ展ではストリートビューの原型である全方位動画システムを開発、さらに2013年には、経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業（サポイン事業）に採択され、世界で初めて画像識別AIを搭載したPOSレジ「BakeryScan」を発表しました。

　同製品は画期的なAI製品として、第6回ものづくり日本大賞「優秀賞」を受賞しました。
そして現在、新たに医療の分野に挑戦し、がん細胞診断支援システムの開発に取り組んでいます。
このような取り組みが評価され2022年春の叙勲で旭日単光章を受章するに至りました。

　当社の社名「ブレイン」には三人寄れば文殊の知恵という意味が込められています。
いろいろな人の知恵借り、チーム一丸となって課題解決に挑めば、ブレイクスルーが可能になると考えています。

　創意と独自の技術を以って地域の文化と産業の発展に貢献する。
これが「Serve」であり、それらを追求した結果、会社の発展と社員の幸福、そして会社のすべての協力者と共存共栄「Happiness」を実現することが当社の使命であり、今後ますます真摯に取り組んでいきたいと考えています。